歯科治療においても、無麻酔での歯石取りについて議論がなされています。麻酔におけるメリット・デメリットはありますが、その子に歯周病がなければ無麻酔も選択肢に入れてもよいと思います。ただ歯周病の場合には歯石が取りきれず、見た目だけきれいになっただけの、その場しのぎになってしまいます。同時に無麻酔ですから、嫌がる子を抑えつけて治療を行うことで、歯や歯茎などを想定以上に傷つけてしまうリスクもあります。無麻酔下の治療がトラウマとなってしまう子もいますので、むしろ麻酔で痛く感じないようにしてあげるのがその子にとっての「優しい治療」かもしれません。当院ではペットの状態を考慮し、飼い主様とご相談のうえ、麻酔を使用するかどうかを決めています。
食事療法だけでなく、オゾン療法やマイクロバブルなど副作用が少ない治療や減感作療法などの免疫療法を行っております。外耳炎については、CCDカメラの耳鏡にて耳の状態を確認したうえで、治療だけでなく、再発予防の為のケアも提案いたします。
最近、「お口が臭くなった」、「くしゃみや鼻水が多くなった」、「ドライフードを食べなくなった」ということはありませんか?それは歯周病など歯の病気にかかってしまったサインかもしれません。歯周病は悪化させると心臓・腎臓・肝臓などの内臓の障害も引き起こすことになります。
当院では健康診断などで得られたデータを早期治療に生かし、治療期間の短縮および疾患によっては完治を目指すために先手を打ち、負担の少ない治療やケアを飼い主様と二人三脚で一緒に考えていきます。
健康診断や予防医療を充実させ、病院へ必要以上に来院することが少なくなるような医療を目指しています。身体検査に加え、血液、尿、糞便など基本的な検査から白内障や緑内障などの眼科検診、小型犬で多い歯周病の適切な治療のための歯科検診などがあります。